市政レポート 2025年夏

📰 安田けいすけ 市政レポート Vol.9(2025年夏号)

🌿 ごあいさつ・活動報告

2025年度6月定例会が終了しました。新年度からは以下の4つの委員会に所属しています。

  • 広報広聴委員会 副委員長
  • 厚生環境常任委員会 委員
  • 補正予算常任委員会 委員
  • 行政改革等特別委員会 委員

※4委員会所属は藤沢市議会議員の中で最多。
また、毎週月・水の朝7時と週末の正午から、市内の各駅で市政報告を実施しています。

👶 保育・福祉の課題と提案

【保育所の現状(2025年4月時点)】

  • 就学前児童数:19,077人
  • 利用申込児童数:8,990人
  • 保留児童数:584人(過去5年間で最多)
  • 待機児童数:17人
  • 保育所定員充足率:96.1%(神奈川県平均96.3%)

保育士不足により、166人が受け入れできなかったとの報告あり。
新設保育所は2026年4月までに**辻堂地区2園(うち1園は小規模事業保育から移行)、湘南台地区1園**が予定されています。

【保育士確保策】

  • 養成校訪問やハローワークなどによる通常募集
  • 新卒確保が困難なため、人材紹介業者利用(紹介料が高額)
  • 「資格未取得者育成型」採用(働きながら資格取得)への重点的取組を提言

安田けいすけは「時間はかかっても、資格未取得者の育成を重視すべき」と主張しています。

🧑‍🏫 特別支援教育・障がい児支援

【特別支援学級の設置状況】

  • 小学校:全校設置の方向性。ただ具体的な設置計画は策定されていない。
  • 中学校:2026年度に3校設置を予定し、全校での開級完了を目指す。

神奈川県内比較では、藤沢市の設置率は小学校65.7%、中学校78.9%と、県平均に比べて低い水準。今後の拡充が課題です。

【障がい児の移動支援・通学支援】

  • 現行では「療育手帳A1・A2」所持者のみ福祉タクシー助成の対象。
  • B1(中度)、B2(軽度)でも、例えば自閉スペクトラム症は公共交通機関の利用が困難なケースが多い。障がいの特性も考慮して、タクシー利用助成等を利用できるようにすべきではないか障害福祉サービス全体について、適宜見直す。
  • 障がい児の学区外通学についても、通学負担を軽減できるよう柔軟な対応を提案。

🏫 教育・施設整備

  • 体育館へのエアコン設置:6校で設置済、2027年度までに全校整備を計画。
  • 教育・福祉・防災の各分野が連携した取組の推進を提言。

🧯 防災・インフラ対策

【二つの防災計画】

「地域防災計画」と「国土強靭化地域計画」は別法による策定義務がありますが、
計画の重複があり二度手間の感がある。ただし、藤沢市は両計画を巧みにジョイントしている。

藤沢市の両計画の課題

  • 予算計画の明示(支出の裏付けを示す)
  • 教育・福祉など非防災部門も含めた横断的な防災計画の充実

【下水道管路の老朽化・耐震化対策】

  • 総延長:約1,700km
  • 2027年度には3割弱が耐用年数(50年)超過予定
  • 老朽管の入れ替え・内面補強により耐久性を確保
  • 地震対策として、マンホール継ぎ手の柔軟化・液状化対策を推進

埼玉県八潮市道路陥没事故を受けて1月~3月に実施された緊急点検・特別重点調査では異常なし。
優先調査対象として大清水浄化センター付近など約1km区間を設定。

🏝️ 文化・観光振興

【周遊型謎解きゲームの活用】

地域の文化や歴史を学ぶ体験型イベントとして注目。

  • 「エノシマトレジャー」:江の島・片瀬地区(2005年~)
  • 「フジサワトレジャー」:市内各地(2021年~)

双方とも参加費無料。年間予算は両者合わせて約950万円。

安田けいすけは「文化・歴史スポットを巡る新エリアの開発」を提案。
観光分散と地域活性化を目指す取り組みとして、今後の展開が期待されます。

🧬 歴史人物への注目:エドワード・モース(1838-1925)の藤沢市における足跡

  • 1877年(明治10年)に来日し、「大森貝塚」を発見。
  • 江の島に日本初の臨海実験所を設立(現・新江ノ島水族館の原点)。
  • 著書『日本 その日その日』で明治期の日本文化を紹介。

2027年に来日150年を迎えるにあたり、
「市民の目に触れる記念事業を行うべき」と安田けいすけは提案しています。

📞 お問い合わせ

藤沢市議会議員 安田けいすけ
〒251-0011 藤沢市渡内4-30-7
TEL:090-5325-3955 FAX:0466-24-8517
Email:info@yasuda-fujisawa.net